クイズ149・・ 森永製菓(株) の株価は上がる ? 下がる ?
2025年3月決算までの株価と財務数値のグラフを見て、3ケ月後の 2025年 6月の株価を判断してください。 ( 考えたうえで「回答です !! 」を見てくださいね 。)
【 株価は有価証券報告書に記載の「最高株価」と「最低株価」を単純に平均したものです。】

「株価」を「事業の儲けで獲得したお金」で割った数は下図のとおりです。

回答です !! 😊でしたか ? 😢でしたか ?

クイズ149・・青色のグラフの「事業の儲けでのお金」が下降しているので、「株価」÷「事業の儲けでのお金」の倍率は3.84倍と普通の倍率ではあるが、株価は下がると考えた方は正解でした。なお、森永製菓は自己株式の消却をしているため、償却しなかったと仮定すれば「事業の儲けでのお金」は約395億円上乗せの数字になります。( この自己株式の消却については、本日提供の今週の株「大成建設」で説明しています ) なお、その償却しなかったと仮定した場合のグラフは下図のとおりで、青色のグラフの「事業の儲けでのお金」は上昇し、「株価」÷「事業の儲けでのお金」の倍率は2.66倍に低下します。しかし、公開された財務諸表では冒頭の「自己株式の消却をしたグラフ」つまり、青色のグラフの「事業の儲けでのお金」が下降するグラフが、一般的に考えられるために株価下落を予想する方が大多数と思われます。


人工知能(AI)には「自己株式を償却しなかったと仮定した場合のグラフ」、つまり、青色のグラフの「事業の儲けでのお金」が上昇し、「株価」÷「事業の儲けでのお金」の倍率は2.66倍に低下したグラフと、青、緑、茶、紫の各々のグラフの変化の原因が分かるように、その各々四つの内訳表を提供しています。

「株価 ÷ 事業の儲けで獲得したお金」の数値を見ると、
- 2023年:2.42
- 2024年:2.60
- 2025年:2.66
となっており、株価が「事業の儲けで獲得したお金」に対して、緩やかに上昇していることがわかります。これは、企業が稼ぐ力以上に株価が評価されている、すなわちPER(株価収益率)が上昇していることを意味します。PERの上昇は、将来の成長期待の表れとも言えますが、過熱感がないかを注視する必要があります。
今後の株価予測:
- ポジティブ要因:
- 「事業の儲けで獲得したお金」の継続的な増加は、企業の収益基盤の安定と成長を示唆しており、株価を下支えする要因となります。
- 自己株式消却によるEPS(1株当たり利益)の増加期待も、株価の上昇に寄与する可能性があります。
- 菓子業界全体として、堅調な需要が期待できる場合、業績への追い風となります。
- ネガティブ要因:
- 「運転資金で獲得したお金」のマイナス幅の拡大は、運転資金管理の効率化が求められる可能性を示唆します。
- 「設備・投資等の長期資金で獲得したお金」の大きなマイナスは、将来への投資である反面、その投資が計画通りに成果を上げられるかどうかのリスクも伴います。
- 原材料価格の高騰や、消費者の嗜好の変化など、外部環境の変化による業績への影響も考慮する必要があります。
- PERが上昇傾向にあるため、過熱感が出た場合には調整が入る可能性もあります。
総合的な予測:
森永製菓は、堅調な事業基盤と成長戦略を背景に、今後も株価は緩やかに上昇していくと予測されます。特に、「事業の儲けで獲得したお金」の増加が続く限り、株価のファンダメンタルズは良好と言えるでしょう。
ただし、株価と「事業の儲けで獲得したお金」の乖離(PER)がさらに拡大するようであれば、一時的な調整の可能性も考慮する必要があります。投資家としては、今後の決算発表や、企業からのIR情報などを注視し、慎重な判断を下すことが重要です。
参考として:
もし、自己株式消却がなかった場合、より多くの資金が設備投資や株主還元に回される可能性があり、企業価値向上に繋がることも考えられます。しかし、自己株式消却は、株主還元の一形態とも見なせるため、どちらが良いかは一概には言えません。
最終的な株価の動向は、これらの分析だけでなく、市場全体の動向、競合他社の状況、マクロ経済指標など、様々な要因に影響されることを念頭に置く必要があります。
2025年7月28日(月曜日) 提供
いかがでしたか、正解されたでしょうか。なお、下記のユーチューブでキャッシュ獲得の4つの原因について説明した動画が見れます。参考にしていただければ幸いです。
上場会社の財務分析手法 キャッシュフローの4つの原因分析とは? (youtube.com)

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