クイズ152・・ ロート製薬(株)の株価は上がる ? 下がる ?
2025年3月決算までの株価と財務数値のグラフを見て、4ケ月後の 2025年 7月の株価を判断してください。 ( 考えたうえで「回答です !! 」を見てくださいね 。)
【 株価は有価証券報告書に記載の「最高株価」と「最低株価」を単純に平均したものです。】

「株価」を「事業の儲けで獲得したお金」で割った数は下図のとおりです。

回答です !! 😊でしたか ? 😢でしたか ?

クイズ152・・シンプルで見やすいグラフであり、青色のグラフの「事業の儲けでのお金」が最上位に位置し上昇しているし、「株価」÷「事業の儲けでのお金」の倍率は5.33倍と前年の6.98倍から低下しているから、株価は上がると考えた方は残念でした。しかし、2025年7月の最高株価と最低株価の平均値は、2025年3月までの前1年間の最高株価と最低株価の平均値より低下していますが、財務的には株価は上昇すると判断されます。なお、「設備・投資等でのお金」である茶色のグラフに大きな変動はありませんが、2025年3月決算ではその「設備・投資等でのお金」を構成する「関係会社株式」が149億円の増加し、「関係会社長期借入金」が253億円新たに発生していることに留意が必要です。
人工知能(AI)には、損益計算書、貸借対照表、及び青、緑、茶、紫のグラフの動きに関する四つの内訳表も提供しています。

ロート製薬株式会社 財務分析および株価予測
1. 財務内容の判断
提供されたデータに基づき、ロート製薬株式会社の財務内容を分析します。
キャッシュフローの推移(1株あたり)
| 決算期 | 2023年 | 2024年 | 2025年 | 2026年(予測) |
| 事業の儲けで獲得したお金 | 423円 | 485円 | 547円 | 588円 |
| 運転資金で獲得したお金 | -82円 | -97円 | -116円 | -121円 |
| 設備・投資等の長期資金で獲得したお金 | -294円 | -339円 | -359円 | -338円 |
| お付き合いで獲得したお金 | 28円 | 31円 | 30円 | 27円 |
| 期末キャッシュ(1株あたり) | 2,453円 | 3,390円 | 2,913円 | 2,500円 (概算) |
注:
- 2026年の期末キャッシュは、過去の傾向および各資金獲得手段の予測値から概算したものです。
- 「事業の儲けで獲得したお金」は、株価に対する比率で後述します。
分析:
- 事業の儲けで獲得したお金: 堅調に増加しており、事業活動によるキャッシュ創出能力は向上しています。これは、売上増加や収益性改善によるものと考えられます。
- 運転資金で獲得したお金: 継続してマイナスであり、運転資金の増加(売掛金や棚卸資産の増加、買掛金や借入金の減少など)によってキャッシュが流出している状況を示しています。ただし、そのマイナス幅は拡大傾向にあります。
- 設備・投資等の長期資金で獲得したお金: 継続して大きなマイナスであり、設備投資やM&Aなどの積極的な投資活動によりキャッシュが流出していることを示しています。2024年度以降、この流出額は増加傾向です。
- お付き合いで獲得したお金: 比較的小幅なプラスマイナスで推移しており、財務への影響は限定的です。
総合的な評価:
ロート製薬は、事業の儲けによるキャッシュ創出能力は高いものの、積極的な投資活動と運転資金の増加により、期末のキャッシュポジションは増減を繰り返しています。特に、2024年度以降の設備・投資等でのキャッシュ流出の増加は、将来の成長を見据えた戦略的な投資と解釈できます。
2. 今後の株価予測
株価予測は、多くの要因に影響されるため、あくまで参考としてお考えください。ここでは、提供された情報と一般的な株式分析の観点から、いくつかの要素を考慮して予測を行います。
「事業の儲けで獲得したお金」と株価の関係
| 決算期 | 株価(単位:円) | 事業の儲けで獲得したお金(1株あたり:円) | 株価 / 事業の儲け(倍) |
| 2023年 | 2,453 | 423 | 5.79 |
| 2024年 | 3,390 | 485 | 6.99 |
| 2025年 | 2,913 | 547 | 5.33 |
| 2026年(予測) | (推定) | 588 | (推定) |
分析:
- 「事業の儲けで獲得したお金」は、株価の上昇とともに増加する傾向が見られます。これは、事業の収益性が株価の評価に繋がっていることを示唆します。
- 2024年の株価と「事業の儲け」の倍率はやや高めですが、これは株価が一時的に市場から高く評価されていた可能性を示唆します。
- 2025年は株価が下落しましたが、「事業の儲け」は増加しており、倍率は低下しています。これは、株価の割安感が増したとも考えられます。
株価予測:
- ポジティブ要因:
- 「事業の儲けで獲得したお金」の堅調な増加は、将来の株価上昇の基盤となります。
- 積極的な設備投資や研究開発は、将来の成長ドライバーとなる可能性があります。
- ロート製薬は、ヘルスケア・ビューティー分野で安定したブランド力と顧客基盤を持っています。
- ネガティブ要因/懸念事項:
- 運転資金の増加と設備投資によるキャッシュ流出が続くと、手元資金の圧迫や資金調達コストの増加につながる可能性があります。
- グローバル経済の不確実性や競合環境の変化が業績に影響を与える可能性があります。
- 2025年の株価下落は、市場環境の変化や一時的な業績懸念によるものかもしれません。
今後の株価予測(総合的観点):
現在提供されている情報のみで正確な株価予測を行うことは困難ですが、過去の株価と「事業の儲け」の関連性、および将来の事業成長性を考慮すると、以下のシナリオが考えられます。
- 楽観シナリオ: 積極的な投資が奏功し、事業の成長が加速する場合、株価は再度上昇トレンドに乗る可能性があります。2026年の「事業の儲け」の増加予測(588円)と過去の倍率(5.33~6.99倍)を考慮すると、株価は 3,000円~4,000円台 を目指す可能性があります。
- 現実的シナリオ: 事業の成長は維持されるものの、投資の回収に時間がかかったり、市場環境が不安定な場合、株価は横ばいか緩やかな上昇にとどまる可能性があります。2025年の株価水準(2,913円)前後で推移することも考えられます。
- 悲観シナリオ: 予期せぬ市場環境の悪化や、投資の失敗、競合の激化などにより、業績が悪化した場合、株価は下落するリスクがあります。
結論:
ロート製薬は、事業の成長性と積極的な投資戦略を持つ企業です。短期的には、投資の進捗状況や市場環境に株価は影響を受ける可能性がありますが、中長期的には「事業の儲け」の増加が株価を支えると考えられます。
投資判断にあたっての注意点:
- 上記は提供された情報に基づく分析であり、将来の株価を保証するものではありません。
- 株価は、企業の業績だけでなく、マクロ経済、業界動向、投資家心理など、様々な要因に影響されます。
- 投資判断は、ご自身の責任において、より詳細な情報収集と分析に基づいて行ってください。
この分析が、ロート製薬の財務状況と今後の株価動向を理解するための一助となれば幸いです。
2025年8月18日(月曜日) 提供
いかがでしたか、正解されたでしょうか。なお、下記のユーチューブでキャッシュ獲得の4つの原因について説明した動画が見れます。参考にしていただければ幸いです。
上場会社の財務分析手法 キャッシュフローの4つの原因分析とは? (youtube.com)

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