人と技術をつなぎ、未来をひらく。

株式会社SCREENホールディングス(SCREEN)は、半導体・液晶製造装置・印刷関連機器などを製造する企業で、明治元年に石田旭山(いしだ きょくざん)という銅版画家が「石田旭山印刷所」を創業したのがスタートです。
SCREENが毎決算期末に保有する現金・預金(キャッシュ)を、その獲得した4つの手段である①「事業の儲けで獲得したお金」、②「運転資金で獲得したお金」、③「設備・投資等の長期資金で獲得したお金」、④「お付き合いで獲得したお金」で区分した下図のグラフは下図のとおりですが、なぜか緑色のグラフ「運転資金で獲得したお金」が急上昇しているので、その原因をみてみたいと思います。( なお、株価は「終値」でなく、有価証券報告書に記載されている各決算前の1年間の「最高株価と最低株価の単純な平均値」です。)

関係会社短期借入金が、2023年2024年と急増
緑色のグラフ「運転資金で獲得したお金」が急上昇している原因は、「短期借入金」でも関係会社からの短期借入金が多額に増加しているためです。


社債の償還、設備の投資のための資金調達か?
「関係会社短期借入金」が増加しているのは、社債の償還で約132億円を必要とすること、土地・建物等の設備投資の増加で約245億円を必要とすることからきているようです。


資金調達で「関係会社」から「短期の借入」をすることについて
過去以上の緑色のグラフ、茶色のグラフの動きから、「とりあえず関係会社から金をかき集めた。」といえそうですが、この財務戦略は決して悪くはないと思われます。なぜなら子会社等の関係会社が良好な業績で、お金を持っているから、銀行などの金融機関から調達しなくてもよかったと解釈されるからです。
なお、紫色のグラフ「お付き合いで獲得したお金」が減少しているのは、「関係会社短期貸付金」も増加しているためです。いずれにしろSCREENの財務では、子会社などの関係会社の動向に注意する必要があります。したがって、今年(2025年)3月の決算内容を注目したいと思います。
SCREENの今後の株価の動きについて
以上がSCREENの財務内容ですが、「株価」が「事業の儲けで獲得したお金」の何倍で推移しているかをみると、2024年3月決算では10倍を超えています。したがって、株価判断は、財務的には今年(2025年)3月の決算待ちです。なお、2023年3月から今年2025年の2月までの株価の動きは下図のとおりでした。


「事業の儲けでのお金」「運転資金でのお金」「設備・投資等でのお金」「お付き合いでのお金」については、下記のユーチューブで簡単な説明動画が見れます。ご参考にしていただければ幸いです。
上場会社の財務分析手法 キャッシュフローの4つの原因分析とは? (youtube.com)
このブログでは別に「😊 今週の「株価当てクイズ」😢」を作っています。
今週に追加した企業は、「TOTO株式会社」と「カナデビア(株) [ 旧 : 日立造船(株) 」です。正解しても景品も賞金もありません。ご容赦ください。
今週の「九州テクテク歩き」:筑後の国(福岡県)のレトロ雰囲気を漂わせる門司港を「布刈(めかり)公園」の桜並木から見下ろした写真です。

最後まで見ていただきありがとうございました。
[ 投稿日 2025年3月31日(月曜日) 投稿者 岡 陽三郎
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