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京セラ(株)といえば「アメーバー経営」といわれる小集団を独立採算で運営する経営方式と、「キャッシュベース」などの7つの会計原則で展開される「京セラ会計学」が有名です。創業者は、この経営手法を創建された 稲盛 和夫 さんです。氏は1959年に会社を設立した後に大きな利益を出して社員さん達と共に大喜びされたそうです。しかし、大喜びの後がいけませんでした。つまり、大きな利益の後に大きな税金がありました。気づいてガックリ!、顔が真っ青になられたのではないでしょうか。確かに大儲けしたのは日本国内だったのですから、その日本という地主に支払うべき地代 (ショバ代 ?)があったのです。しかし、このような中から「京セラ会計学」が誕生していったと思いますし、多くの企業経営者の道しるべとなっている偉大な稲盛哲学があると思います。
グラフの動きをみれば、誰でも「株価は上昇する」と予想
下図の京セラ(株)のグラフは、先週の「株当てクイズ」に提供しましたが、誰でも今年4月の株価の上昇を予測されたのではと思います。【株価は、有価証券報告書に記載の決算前の1年間の最高株価と最低株価の単純な平均値に、株式分割のため4分の1を乗じています。】

株価は大きく上っていない ! なぜだろう ?
しかし、昨年の2023年3月決算以降の株価の動きは下記のとおりでした。大きく上がってません。【2023年4月からの株価は月間相場表/日本取引所グループで公開の「終値」です。】

業績予想の下方修正報道などが原因か?
株式投資のプロの方々は、詳細な情報と予測をお持ちと思いますが、京セラ(株)の株価が大きく上がらない原因は、昨年(2023年)12月に株式分割があったこと。また、業績予想を下方修正した報道があったことも原因と思います。ただし、私ら株の素人にとっては、目先の株価の上がり下がりに一喜一憂しないで、少なくとも1年後、2年後の長期間の株価で勝負したいと思っています。そのため企業が期末に保有するキャッシュを、その獲得した4つの手段である「事業の儲けで獲得したお金」「運転資金で獲得したお金」「設備・投資等の長期資金で獲得したお金」「お付き合いで獲得したお金」で区分して、その動きを実績3年予測1年のグラフとして分析しています。
改めてグラフを見てみると(財務的に問題のある企業との対比)
下図は京セラ(株)のグラフですが、青色のグラフ「事業の儲けで獲得したお金」が高い位置にあります。

下図は、粉飾報道があったさる上場企業です。京セラ(株)と対比して見てみてください。一目瞭然です。青色のグラフ「事業の儲けで獲得したお金」がマイナスで低い位置にあります。さらに「事業の儲けでのお金」がマイナスなので「関係会社貸付金」や「長期借入金」などの「設備・投資等のお金」でようやくプラスにして、「事業の儲けでのお金」のマイナスをカバーしています。なお株価は当然のごとく下がっています。(なお、4つの原因のグラフの単位は千円です。)

青色のグラフが天に向かい、美しく見やすいグラフの企業は、株価が下がり始めたらチャンス!!
上記の京セラ(株)と粉飾報道のあった企業のグラフの対比から知れるように、業績予想の下方修正などがあり株価が下がってきたら、青色のグラフが天に向かっていれば買い時 !と判断されます(地に向かって落ちていればダメ!) なお、京セラ(株)の今年2024年3月の決算内容は、金融庁のWebサイト「EDINET」にて公開され次第に分析しご報告する予定にしています。なお、冒頭に紹介した 稲森 和夫 氏のエピソード「税金を払わなければならないことに気付かず、利益が出たと大喜びした」この税金は「お付き合いでのお金」として分析しています。京セラ(株)の紫色のグラフ「お付き合いのお金」は一直線で、毎期ほとんど変わらず大変に美しいグラフになっています。
「事業の儲けでのお金」「運転資金でのお金」「設備・投資等でのお金」「お付き合いでのお金」については、下記のユーチューブで簡単な説明動画が見れます。ご参考にしていただければ幸いです。
上場会社の財務分析手法 キャッシュフローの4つの原因分析とは? (youtube.com)
このブログでは別に「😊 今週の「株価当てクイズ」😢」を作っています。
今週に追加した企業は、「東海カーボン株式会社」と「日本精工株式会社」です。
なお、全問正解されても、賞金や景品はありませんので、どうかご容赦ください。
「九州テクテク歩き」の写真は、豊後の国 大分県「豊後中村」から「湯布院」を目指して行く途中の紫陽花です。何処にでも見れる花ですが、歩いて来て足が棒になっていたので真っ青な色が身に沁みました。

来週は、昨年の夏時点での判断ですが、グラフの動きから判断して株価が上昇する確率が63.6%の企業の中から選択して報告します。
最後まで見ていただきありがとうございました。
[ 投稿日 2024年6月17日(月曜日) 投稿者 岡 陽三郎 ]
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