地球上の笑顔の回数を増やしていく。

富士フィルムホールディングス株式会社は、昭和9年に富士写真フィルムとして誕生しています。現在において同社の株価は、下図のとおりの動きを示し、昨年の7月から下降していますが、はたして財務的にはどのように判断したらよいのでしょうか?。

何だか4本のグラフの変動が激しくて見づらいが・・
富士フィルムが毎決算期末に保有する現金・預金(キャッシュ)を、その獲得した4つの手段である①「事業の儲けで獲得したお金」、②「運転資金で獲得したお金」、③「設備・投資等の長期資金で獲得したお金」、④「お付き合いで獲得したお金」で区分した下図のグラフをみると緑色のグラフが、青色のグラフを飛び越えるほど上昇し、それと正反対に茶色のグラフと紫色のグラフが急減しています。はっきり言って「何だか4本のグラフの変動が激しくて見づらい」のが特徴になっています。なお、( 株価は「終値」でなく、有価証券報告書に記載されている各決算前の1年間の「最高株価と最低株価の単純な平均値」です。

緑色のグラフである「運転資金で獲得したお金」について

緑色のグラフである「運転資金で獲得したお金」急増している原因は、運転資金のお金とみなす「短期借入金」が約3,880億円増加したためです。では、何のために増加したのでしょうか?

茶色のグラフ「設備・投資等で獲得したお金」の急減について

茶色のグラフである「設備・投資等で獲得したお金」急減している原因の一つは、長期の資金調達方法の「社債」が800億円減少、つまり、償還(返済)したためです。その償還資金として緑色のグラフである「短期借入金」を増加させたとも考えられます。

紫色のグラフの「お付き合いで獲得したお金」の急減について

紫色のグラフである「お付き合いで獲得したお金」急減している原因のは、お付き合いのお金とみなす「短期貸付金」が約2,615億円急増したためです。貸付金ですからお金が外部に流出します。したがって、「お付き合いで獲得したお金」急減したわけです。

富士フィルムの今後の株価の動きについて
以上、グラフの動きについてみてきましたが、単純に言えば「短期貸付金」の資金の必要性と、「社債の償還」のため資金の必要性のために「短期借入金」を約3,880億円増やしたとなります。財務的に注目しなければならないのは、そもそもの「短期貸付金」を発生させた経営・財務戦略が今後の業績にどう影響するかです。したがって、2025年3月決算(今年6月に公開)でこの「短期貸付金」の動向が極めて重要となります。
今後の株価判断は、上記の財務上の留意事項があることや、「株価」が「事業の儲けで獲得したお金」の何倍かをみる限りでは割高で推移してきている(かなり低くなってきていますが)ことから、下落すると判断しています。

「事業の儲けでのお金」「運転資金でのお金」「設備・投資等でのお金」「お付き合いでのお金」については、下記のユーチューブで簡単な説明動画が見れます。ご参考にしていただければ幸いです。
上場会社の財務分析手法 キャッシュフローの4つの原因分析とは? (youtube.com)
このブログでは別に「😊 今週の「株価当てクイズ」😢」を作っています。
今週に追加した企業はありません、今日は所得税の確定申告の申告期限ため ( 現役の税理士でございます ) 割愛させていただきます。
今週の「九州テクテク歩き」:確定申告のため ( まだ現役の税理士として働かなければなりません・・トホホ ) 伺ったお客さんの庭に見事に咲いていました。

最後まで見ていただきありがとうございました。
[ 投稿日 2025年3月17日(月曜日) 投稿者 岡 陽三郎
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