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三井金属株式会社は、三井グループの大手非鉄金属メーカーで、地金などの基礎素材と共に銅箔、自動車部品などの組み立て加工にも注力しており、総合素材メーカーと呼ぶべき事業内容となっています。自動車ドアロック部品、銅箔で世界トップクラスを誇っています。なお、レアアース研究拠点に100億円投資との情報もあるようです。
株価は今年の2025年3月決算月から、下図のように急騰しています。したがって、その株価急騰を財務面から検証します。

極めて良好な財務体質のグラフの動き
三井金属が毎決算期末に保有する現金・預金(キャッシュ)を、その獲得した4つの手段である①「事業の儲けで獲得したお金」、②「運転資金で獲得したお金」、③「設備・投資等の長期資金で獲得したお金」、④「お付き合いで獲得したお金」で区分し分析したグラフは下記のとおりでした。( なお、株価は「終値」でなく、有価証券報告書に記載されている各決算前の1年間の「最高株価と最低株価の単純な平均値」です。)

青色のグラフ「事業の儲けでのお金」は、プラスのはるか上位に位置して堅調に上昇しています。そして他の3つのグラフは低位(マイナス)に位置し、大きな変動がありません。したがって、良好な財務体質な企業の典型的な例であることを示しています。
業績アップによる順調な財務体質の実現
下図は「事業での儲けのお金」をその構成要素ごとに区分して表示した棒グラフです。当期の純利益は、キャッシュが出ているのに費用に計上されていない「前払費用」や、キャッシュは出ていないのに費用として計上されている「賞与引当金」などで計算されています。したがって、これらキャッシュの入出金でみた当期純利益は、下図の「A」になりますが、順調に伸びて良好な営業成績を示しています。

なお、過去の事業の儲けの蓄積 ( ・・B ) の伸びがあまり認められませんが、これは配当金が順調に支払われていることを意味しています。したがって、AとBの合計値 ( ・・C ) で、青色のグラフはプラスのはるか上位に位置して堅調に上昇しました。 下図で示した損益計算書の売上高及び各種の利益も大きく増加しています。

「事業の儲け」が潤沢で三つのグラフもマイナスで推移
売上高及び各種の利益が大きく増加していることから、緑の「運転資金でのお金」の要素である「売掛金」などの営業債権(決算時点でまだ回収されていないお金・・A ) や「在庫」(・・B ) も増加するとともに、短期借入金 (・・C ) も減少していることから緑のグラフは下降しています。

設備・投資等の調達資金である「長期借入金」の返済(・・A )も進んでいます。また、今期2025年は「投資その他の資産」の多少減少 (・・B )したことから 茶色のグラフである「設備・投資等でのお金」はマイナスの位置で下降しています。(・・C )。

関係会社からの資金の調達 (・・A ) はなく、関係会社へ貸し付けていたお金である「関係会社短期貸付金」の回収 (・・B ) が進んでいます。この回収が進んでいるということは、何かと問題とされる子会社などの関係会社の財務悪化等は認められないことを示しています。したがって、この紫のグラフである「お付き合いでのお金」はマイナスの位置で少し上昇しています。

三井金属株式会社の今後の株価の動きについて
以上、三井金属は、極めて良好な財務体質です。したがって、株価が急騰するのもうなずけます。また「株価」が「事業の儲けでのお金」の何倍で推移しているかをみると、倍率は1.78倍と割安であることから、財務面からは今後も順調に株価は上昇していくものと判断されます。

人工知能(AI)の分析については、様々な上場企業を対象にしてきましたが、まだまだだなぁ、つまり「財務の専門知識をもった優秀な新入社員の『ありきたり』の回答に過ぎず、深堀できてないなあ」との思いが否めません。したがって、人工知能(AI)に分析させる質問の仕方や資料提供について検討していますので、しばらくの間は割愛しております。
「事業の儲けでのお金」「運転資金でのお金」「設備・投資等でのお金」「お付き合いでのお金」については、下記のユーチューブで簡単な説明動画が見れます。ご参考にしていただければ幸甚です。
上場会社の財務分析手法 キャッシュフローの4つの原因分析とは? (youtube.com)
このブログでは別に「😊 今週の「株価当てクイズ」😢」を作っています。
今週の追加した企業は、 飲食業界の株式会社コロワイドです。正解しても景品も賞金もありません。ご容赦ください。
今週の「九州テクテク歩き」:筑前の国 ( 福岡県 ) の夜須町は「心がやすまる」からきているようですが、紅い梅の花が咲いていました。

最後まで見ていただきありがとうございました。
[ 投稿日 2026年2月23日(月曜日) 投稿者 岡 陽三郎
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