今週の株

👌今週の株👍:信越化学工業(株)

地球の未来に貢献する   

信越化学工業は、国内化学メーカーとして最大で、半導体の「基板」となるりシリコンウエハーも製造しています。このシリコンウエハーは、スマートフォン、パソコン、デジタル家電、自動車等に数多く使われています。同社は大正15年(1926年)に「信濃の水」と「越後の石灰石」の 二つの自然の恵みから、化学肥料・石灰窒素を生産する 「信越窒素肥料株式会社」を発足させたのが始まりです。。

同社の株価は下図のとおり2025年3月決算前一年間の平均値5,540円から下落・低迷しています。はたして2025年3月決算内容はどのようなものであったでしょうか。

事業の儲け大幅増➡投資拡大という成長戦略を示すグラフ

信越化学工業が毎決算期末に保有する現金・預金(キャッシュ)を、その獲得した4つの手段である①「事業の儲けで獲得したお金」、②「運転資金で獲得したお金」、③「設備・投資等の長期資金で獲得したお金」、④「お付き合いで獲得したお金」で区分したグラフは下図のとおりです。( なお、株価は「終値」でなく、有価証券報告書に記載されている各決算前の1年間の「最高株価と最低株価の単純な平均値」です。)

このグラフは、青色の「事業の儲けでのお金」が急上昇し、茶色の「設備・投資等でのお金」が急減少しています。サラリーマンの例でいえば、給与が大幅にアップしたから、資産運用という投資のための支出を多額にしたようなものです。

2025年3月決算は売上、利益とも大幅増加

有価証券報告書の2期比較の損益計算書のとおり、売上も各種の利益も大幅に増加しています。

「関係会社株式」の取得という投資➡茶色のグラフ下降

2025年3月決算期は「関係会社株式」が約726憶円増加しています。すなわち、子会社などの関連会社を通じての投資を拡大させています。この関係会社株式の取得がさらなる業績の拡大を狙ってのものであれば、積極的な成長戦略を採用していると判断されます。例えば2025年3月決算では「営業外収益」における子会社などからの「受取配当金」が、約6,865億円と前年に比べ5,157億円も増加しています。

成長戦略の成否は2年以上の長期的視野で判断

さらなる業績の拡大を狙っての投資活動の成否は、少なくとも2年以上の長期的視野で判断する必要があります。したがって、決算後に公開される四半期報告に一喜一憂する必要はありません。なぜならば、2025年決算期をみる限り、下記のように他のキャッシュフローの動きにも懸念事項や問題点はないからです。

運転資金の動きでいえば、売掛金の回収期間は5.09ケ月➡4.18ケ月と早くなり、製品等の在庫は5.07ケ月➡4.72ケ月と少なくなり、さらに良好な数値に向かっています。

子会社などの関係会社との取引においても懸念するような内容はありません。関係会社に対する短期貸付金についていえば、約7億円を回収したのみでほとんど変化はみられません。

信越化学工業株式会社の今後の株価の動きについて

以上、信越化学工業(株)の財務状況は良好であり、その成長戦略の成功が期待されるところですが、「株価」が「事業の儲けでのお金」の何倍で推移しているかをみると15.27倍 ➡14.52倍 ➡9.00倍と徐々に低くなっています。したがって、来年(2026年)は、今年(2025年)の実績を踏まえて予測された数値が達成されないとしても、2年以上の長期的観点では株価は上昇すると判断されます。

人工知能(AI)の分析については、様々な上場企業を対象にしてきましたが、まだまだだなぁ、つまり「財務の専門知識をもった優秀な新入社員の『ありきたり』の回答に過ぎず、深堀できてないなあ」との思いが否めません。したがって、人工知能(AI)に分析させる質問の仕方や資料提供について検討していますので、しばらくの間は割愛しております。

「事業の儲けでのお金」「運転資金でのお金」「設備・投資等でのお金」「お付き合いでのお金」については下記のユーチューブで簡単な説明動画が見れます。ご参考にしていただければ幸甚です。
上場会社の財務分析手法 キャッシュフローの4つの原因分析とは? (youtube.com)

このブログでは別に「😊 今週の「株価当てクイズ」😢」を作っています
今週の追加した企業は、 東京応化工業株式会社です。正解しても景品も賞金もありません。ご容赦ください。

今週の「九州テクテク歩き」:筑前の国(福岡県)の福岡市南区の街中に桜並木があり、福岡市~大牟田市を走る西日本鉄道に、その名前から取った「桜並木駅」が新駅として昨年3月に誕生しました。この長い並木道を清掃される方々がおられるようです。朱色の桜の落ち葉が綺麗に路傍に掃き清められていました。また、赤や黄色の花も植えられていました。

最後まで見ていただきありがとうございました。
[ 投稿日 2025年12月15日(月曜日)  投稿者  岡 陽三郎

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