今週の株

👌今週の株👍:ダイキン工業(株)

空 気 で 答 え を 出 す 会 社

8月5日(月曜)に株式市場全体の相場が急落しました。その中でダイキン工業株式会社は、5日に2,275円と値を下げ、翌日の6日に1,510円と値を上げました。かなり大きな振れでしたから、財務内容がどのようなものか見てみたいと思います。

ダイキン工業(株)の創業者の 山田 晁 (やまだ あきら) 氏は、明治17年生まれでダイキンの前身である合資会社大阪金属工業を大正13年に設立しました。当時のベンチャー起業家のようで貧乏ゆえに上級学校への進学を断念した数多くの実業家の典型と言えるかもしれません。したがって、昭和初年から返済不要の学資援助を始め、昭和30年代には「財団法人山田育英会」を設立し、幾多の人材を支援しました。また「公私一如」の言葉があり「会社は私のものであって私のものではない。社長である私を含めて、この会社で働いて暮らしているすべての人達にとって、会社は一つの統合のシンボルである」との精神で、今日のダイキン工業(株)を築き上げました。どこかのワンマン社長とは月とスッポン、釣鐘と提灯の開きがあるようです。

8月5日(月曜)株価の市場大暴落からどのように動いた?

ダイキン工業(株)の5日から23日までの株価の動き下図のとおりです。これらの動きを見れば見るほど、私ら株の素人は短期的な判断はまったく出来ません。また、日々の株価の動きを調べる余裕もありません。したがって「来年、再来年の株価はどうかなぁ」と、のんびりと構えたほうが良いと思います。つまり「動かざること山のごとし」でしょうか。

のんびり構えるといっても、何もしないわけではない

ダイキン工業(株)が各期末に保有するキャッシュを、その獲得した4つの手段である「事業の儲けで獲得したお金」「運転資金で獲得したお金」「設備・投資等の長期資金で獲得したお金」「お付き合いで獲得したお金」で区分したグラフは下図のとおりです。のんびり構えるといっても、来年の株価はどうなるかなぁぐらいは考えたいと思います。なお、株価は終値でなく、各々の決算前の1年間の最高株価と最低株価の単純な平均値です。

1年前の2023年3月に株を買っていたら大儲けできた!

1年前の2023年3月決算末の株価は、青色のグラフ「事業の儲けでのお金」のはるか下に位置していますから、後出しジャンケンの説明ですが、その時点で株を購入していたら大儲けしてました。残念!でした。

ところで今年の2024年3月決算末の株価は、「事業の儲けでのお金」の青色のグラフを突破しています。1株あたりの「事業の儲けでのお金」が2,886ですから、株価25,595はその8.87倍となつています。この「株価÷事業の儲けのお金」の分析・統計はまだ作業中で早急な結論は出せませんが、どうやら天井に近づいているかなぁ、という感覚です。

さて、今年の3月決算末以後の8月までの動きを見たのが下記のグラフです。「株価は天井に近づいているかなぁ」という感覚は、財務面からの感覚ですから、プロの投資家の方々が押さえておられる各種の情報とは違うとは思いますが、それはそれで仕方がないと思います。なにせ財務面からは少なくとも1年間の長期的なスパンで考え、来週、来月の株価では一喜一憂しないからです。

再び「株価は青色のグラフで判断する」との仮説について

株価の将来予測で最も重視する青色のグラフの「事業の儲けでのお金」は、毎期の単年度の利益だけで計算していません。細かい勘定科目の説明は省略しますが、例えば将来の退職に備えて「費用」として引当ている「退職給与引当金」、すぐ「費用」になる「前払費用」、またはすぐ「収益」となる「前受収益」、そして利益から支出する税金に関する「繰延税金資産(負債)」などは、「事業の儲けでのお金」を構成するものとして計算しています。

この「事業の儲けでのお金」は、企業が幾十年と活動してきた結果の累積である決算末の「現金・預金(キャッシュ)」の金額の一部であって、借入金で増やした「現金・預金(キャッシュ)」などとは根本に違います。また、1年間の事業のみの「儲けでのお金」でなく、過去から累積と当期の「事業の儲けでのお金」です。ただし、利益処分としてすでに支出された配当金は除くとともに、将来に備えて備蓄された「別途積立金」などは、この「事業の儲けでのお金」には含まれていません。

すなわち、この「事業の儲けでのお金」は、企業の設立時からの事業活動の歴史が詰まっているものです。人間に関しても、その人の歴史により信頼されるか、信頼されないか決まるように、株価も企業の事業活動の歴史で判断できると思います。企業が決算期末に有する資産(現金・預金を含む)や負債も設立時からの歴史ですので、この貸借対照表を分析することにより「事業の儲けでのお金」を計算することができます。下図はそのことを簡単に図表化したものです。

「事業の儲けでのお金」「運転資金でのお金」「設備・投資等でのお金」「お付き合いでのお金」については下記のユーチューブで簡単な説明動画が見れます。ご参考にしていただければ幸いです。
上場会社の財務分析手法 キャッシュフローの4つの原因分析とは? (youtube.com)

このブログでは別に「😊 今週の「株価当てクイズ」😢」を作っています
今週に追加した企業は、(株)三越伊勢丹ホールディングスと、東京海上ホールディングス(株)です。なお、正解しても賞金や景品はありませんので、どうかご容赦ください。

今週の「九州テクテク歩き」の写真は、豊後の国 日田市の「夜明駅」から「英彦山駅」へ歩いて行く途中の「JR大鶴駅」です。今は廃線となっている駅舎で休んだ時に撮りました。二羽の蝶々が花の上を飛んでいました。

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次週も、今週と同様に8月5日(月曜)の株式市場全体の相場急落に伴って、私なりに注目した企業について報告します。
最後まで見ていただきありがとうございました。

[ 投稿日 2024年8月26日(月曜日)  投稿者  岡 陽三郎 ]

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