自らを信じ、人を信じ、天を信じる ( 創業者の言葉 )

マツダ(株)の創業者は、松田 重次郎( まつだ じゅうじろう、昭和27年没 )氏です。氏は明治8年に12人兄弟の末っ子として広島市に生れ、「貧乏人の子だくさん」の例に漏れず学校教育を受けることかなわず、13歳で大阪の鍛冶屋の丁稚(でっち)となりました。そして努力と研鑽を積み重ね立派な技術者と認められるようになり、大正10年に広島のさる会社の社長となり、昭和2年に社名を東洋工業(株)に変更したのが現在のマツダ(株)の前身です。
マツダ(株)は、下図のようにかなり株価が下落しています。下落の原因は様々な要因があるでしょうが、それらの要因を調べる暇も、時間もない忙しいサラリーマンの方々と同じ立場に立って、シンプルに財務の観点からのみの分析をしてみたいと思います。

株価下落は、割安株への道か、妥当な株価への道か?
下図のグラフは、マツダ(株)が毎期末に保有する現金・預金(キャッシュ)を、その獲得した4つの手段である①「事業の儲けで獲得したお金」、②「運転資金で獲得したお金」、③「設備・投資等の長期資金で獲得したお金」、④「お付き合いで獲得したお金」で区分したグラフです。【株価は終値でなく、有価証券報告書に記載されている各決算前の1年間の最高株価と最低株価の単純な平均値です。】

青色のグラフ「事業の儲けで獲得したお金」は、順調に上昇!
青色のグラフ「事業の儲けで獲得したお金」は順調に上昇しています。本年3月 ( 2024年3月 )の決算の業績を示す有価証券報告書は下図のとおりでした。「売上高」は前期に比べて約6,357億円の増加であり、「純利益」は約480億円の増加となっています。したがって、業績が悪かったので株価が決算後に下落しているとは考えられません。

茶色のグラフ「設備・投資等の長期資金で獲得したお金」が問題なのか?
株価下落の原因は、茶色のグラフ「設備・投資等の長期資金で獲得したお金」が下降線をたどっていることによるのでしょうか。そこで「設備・投資等の長期資金で獲得したお金」が、なぜ減少しているか有価証券報告書で調べてみます。下図は主要な科目のみ抽出した図で、前期に対しての増減金額で表示しています。

↓有価証券報告書【貸借対照表:負債】の長期借入金の変化

↓有価証券報告書【貸借対照表:資産】の投資有価証券の変化

「儲けのお金」があるので、長期借入金を返済し、投資活動もした
茶色のグラフ「設備・投資等の長期資金で獲得したお金」が下降線をたどっていることは、サラリーマンの例でいえば、給与が上がったのでローンを繰り上げ返済し、株式投資もしたようなものです。したがって、財務的にはまったく問題はありません。むしろ良好な財務内容を示しています。

株価は「事業の儲けで獲得したお金」の何倍になっているか?
株価が「事業の儲けで獲得したお金」の何倍で動いて来たのかを見ます。すると下図のとおり各期とも2倍未満であり割安と判断できます。はっきり言えば「財務判断からは買い時」と判断します。すなわち、財務面からみて来年(2025年)3月以降にはマツダ(株)の株価は上がっていると予測します。

「事業の儲けでのお金」「運転資金でのお金」「設備・投資等でのお金」「お付き合いでのお金」については、下記のユーチューブで簡単な説明動画が見れます。ご参考にしていただければ幸いです。
上場会社の財務分析手法 キャッシュフローの4つの原因分析とは? (youtube.com)
このブログでは別に「😊 今週の「株価当てクイズ」😢」を作っています。
今週に追加した企業は、ANAホールディングス(株)と鹿島建設(株)です。なお、正解しても賞金や景品はありませんので、どうかご容赦ください。
今週の「九州テクテク歩き」は、豊後の国(大分県)の佐伯市を歩いた時のものです。明治の文豪「国木田 独歩」の記念館がありました。なお、独歩は記念館となっている奥の民家を、城跡のある山 ( 「城山」の麓は白壁の武家屋敷があります )とともに「春の鳥」という小説の舞台としています。

最後まで見ていただきありがとうございました。
[ 投稿日 2024年11月4日(月曜日) 投稿者 岡 陽三郎
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