信 頼 を 未 来 へ

東京建物株式会社は、安田 善次郎 [ やすだ ぜんじろう:天保8年(1838年) ~ 大正10年(1921年)享年82歳 ] 氏が明治29年(1896年)に設立した総合不動産会社です。氏の言葉に「独立独行、決して他人に頼らぬこと、一所懸命働くこと、嘘を言わぬこと、曲がったことをせぬこと、正直に世を渡ること」などがあるとのことです。
東京建物(株)が毎決算期末に保有する現金・預金(キャッシュ)を、その獲得した4つの手段である①「事業の儲けで獲得したお金」、②「運転資金で獲得したお金」、③「設備・投資等の長期資金で獲得したお金」、④「お付き合いで獲得したお金」で区分したグラフは下図のとおりです。( なお、株価は「終値」でなく、有価証券報告書に記載されている各決算前の1年間の「最高株価と最低株価の単純な平均値」です。)

青色のグラフが上昇している場合の財務内容とは?
東京建物のグラフは、青色のグラフである「事業の儲けで獲得したお金」が上昇傾向を示していますが、その「事業の儲けで獲得したお金」をもう少し詳しく区分してみると、下図のとおり「当期純利益」が増加していることが分かりますし、過去の「事業の儲けで獲得したお金」である「繰越利益剰余金」も増加しています。有価証券報告書でも明らかです。



茶色のグラフが下降している、財務的に良いこと? 悪いこと?
茶色のグラフである「設備・投資等で獲得したお金」が下降する原因は大きく2つあります。①設備や投資資産を取得するための資金調達先であった「長期借入金」や「社債」の返済や償還を、どんどん進めていく場合、②新しい設備や投資資産を、どんどん増やしていく場合、です。東京建物は下図のとおり②の原因ですが、①であっても②であっても、ともに業績が良いからこそ現れる財務内容です。。



青色のグラフが上昇、茶色のグラフが下降している意味は?
すでにお分かりのとおり「事業の儲けで獲得したお金」があるからこそ、つまり、青色のグラフが上昇するからこそ、関係会社株式などの投資活動を活発に行うことができ、「設備・投資等で獲得したお金」の支出が増えて茶色のグラフが下降していく状態です。したがって、青色のグラフが上昇、茶色のグラフが下降の意味するところは財務的に良好な企業といえます。さらに4つのグラフの動きはシンプルで見やすいと思います。緑色のグラフである「運転資金で獲得したお金」(短期借入金の増加など)や「お付き合いで獲得したお金」(子会社からの借入金など)の大きな動きは見られないのも特徴的です。

東京建物株式会社の今後の株価の動きについて
以上、東京建物(株)の財務内容は良好です。ただし、株価は財務内容以外の株式市場や業界の動向などにより大きく変化します。現に2023年12月決算から2024年12月決算後の2025年3月までの、この1年3ケ月間の動きは、3ケ月ごとの株価でみれば、上っては下がり、下がっては上がりの状態でした。また、株価グラフの下のとおり2024年12月決算から1ケ月後ごとにみた株価は下落傾向です。


そこで「株価」が「事業の儲けで獲得したお金」の何倍で推移しているかをみると、3期とも2倍内であり割安と判断できます。したがって、財務分析の面からいえば東京建物(株)の株は購入を検討してもよい銘柄です。

「事業の儲けでのお金」「運転資金でのお金」「設備・投資等でのお金」「お付き合いでのお金」については、下記のユーチューブで簡単な説明動画が見れます。ご参考にしていただければ幸いです。
上場会社の財務分析手法 キャッシュフローの4つの原因分析とは? (youtube.com)
このブログでは別に「😊 今週の「株価当てクイズ」😢」を作っています。
今週に追加した企業は、「(株)ネクソン」と「日本電気硝子(株) 」です。正解しても景品も賞金もありません。ご容赦ください。
今週の「九州テクテク歩き」:肥後の国(熊本県)の「JR二見駅」から「日奈久温泉(ひなぐおんせん:八代市)」へ行く途中の有明海です。「天気晴朗にして、波静か」でした。

最後まで見ていただきありがとうございました。
[ 投稿日 2025年4月28日(月曜日) 投稿者 岡 陽三郎
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