今週の株

👌今週の株👍:川崎重工業(株)

つぎの社会へ、信頼のこたえを

7月10日の新聞報道によると、防衛省は自民党国防部会などの会議で、川崎重工業(株)が下請け企業との架空取引で捻出した裏金で、海自隊員のために物品や飲食代を負担していたことを明らかにしました。なお、これらは国税局の税務調査で発覚し、同社は2023年3月の有価証券報告書に税金費用として6億円を計上するとともに、外部の弁護士でつくる特別調査委員会を設置したとのことです。

7月10日の報道後に、株価はどのように動いた?

10日に報道以降の株価の動きは下図のとおりです。株式投資のプロの方々ならば、株式市場の動きに精通し、詳しい情報とチャートを見て的確に判断されていると思いますが、私らのような株の素人はチャートを見ただけではサッパリ分からりません。また、日々のチャートを見る余裕もありませんし、何より1年、2年の長期的スパンで判断するのが安全と思っています。したがって、素人には素人なりの素人用のツールが必要と思います。

素人は、素人なりに長期的スパンで判断

素人が1年、2年の長期的スパンで判断するツールとしては、上場企業が各期末に保有するキャッシュを、その獲得した4つの手段である「事業の儲けで獲得したお金」「運転資金で獲得したお金」「設備・投資等の長期資金で獲得したお金」「お付き合いで獲得したお金」で区分した下図のようなグラフがよいと思います。なお、株価は各々の決算前の1年間の最高株価と最低株価の単純な平均値です。

青色のグラフが下降してるのに、株価は上昇?

青色のグラフは「事業の儲けでのお金」の動きで、毎年減少していますが、2024年3月決算の有価証券報告書「損益計算書」の「営業損益」「計上損益」「当期純損益」はすべて損失(マイナス)です。素人考えながら通常なら株価は下がっていくはずなのに、なぜか株価は上昇しています。どうやら素人には分からない財務内容以外の原因がありそうです。

「返金負債」の科目を「運転資金でのお金」とすると

また、川崎重工(株)独特の勘定科目と思われますが、2024年3月決算の有価証券報告書の「貸借対照表」に「返金負債」という科目が発生しています。この内容は不明ですが、仮に「運転資金でのお金」を構成する科目と判断すると、緑色のグラフ「運転資金でのお金」が、来年の2025年の予測では急上昇します。「設備・投資等でのお金」または「お付き合いのお金」を構成する科目とみればそれぞれ茶色、紫色のグラフガ大きく上昇します。いずれにしろ、グラフの動きがシンプルではありません。したがって、「返金負債」が発生している有価証券報告書と、再びグラフの動きを見てみたいと思います。

青色のグラフが下降し、他のグラフの動きが複雑な場合は?

青色のグラフが下降し、他のグラフが複雑な動きを示しているのに、株価が上昇しているのは、財務内容に基づいて上昇しているとは考えられません。財務以外の様々な条件で株価が上昇していると思われますから、株の素人が手を出すのは差し控えた方が良いと判断します。なお、2024年3月決算から3ケ月後の6月の株価は下図のとおり大きくアップしていました。また、7月の株価の動きは冒頭で報告したとおりアップしてますが、財務的に長期的視点(1年~2年のスパン)からの判断では、そろろ「手じまいの時期」と判断します。

「事業の儲けでのお金」「運転資金でのお金」「設備・投資等でのお金」「お付き合いでのお金」については下記のユーチューブで簡単な説明動画が見れます。ご参考にしていただければ幸いです。
上場会社の財務分析手法 キャッシュフローの4つの原因分析とは? (youtube.com)

このブログでは別に「😊 今週の「株価当てクイズ」😢」を作っています
今週に追加した企業は、今週に追加した企業は、日産自動車(株)と、(株)リクルートホールディングスです。
なお、全問正解されても、賞金や景品はありませんので、どうかご容赦ください。

「九州テクテク歩き」の花は、「筑後の国」から「筑前の国」へ抜ける国境の「薩摩街道」に咲いてました。今は寂しい裏街道になっていますが、江戸から明治にかけた激動の時代は、歴史上の人物が通り抜けた街道と思ったりしました。

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来週は、特定の上場企業の報告でなく、脱税している企業のグラフの動きについての古典的な例でもって報告します。
最後まで見ていただきありがとうございました。

[ 投稿日 2024年7月22日(月曜日)  投稿者  岡 陽三郎 ]

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