ムラタのDNA「感謝の心」と「開拓者精神」

今週は予定を変更して(株)村田製作所について報告します。創業者は 村田 昭(ムラタ アキラ:大正10年生) 氏です。氏は幼少期から病弱で、学校にも十分に行けない状況でしたが「人間は裸で生まれ、裸で死ぬのだから、お金や物にこだわったり、うまくいかないのを人のせいにしたりすることなく、常に感謝の気持ちで人に接するべきだ。」との言葉に心を動かされ、病気への執着を手放し、周囲への感謝の心を大切にするようになったそうです。私らのように、どんないい言葉を聞いても、説教されても「お金や物にこだわったり、うまくいかないのを人のせいにする」凡人とは、まったく月とスッポンの違いがあります。もちろん、当然に泥水の中で、嫌いなものから逃げ回り、好きなものを追いかけまわし、疲れ切って、とうとう捕まって料理されてしまうスッポンは私らのことです。
なお、その後、村田 昭 少年の体調は徐々に回復し、父・吉良が営む家業の村田製陶所を手伝いはじめ、同業他社と利を争うことなく、独立分野を開拓することを父から叩き込まれました。また、終戦後に京都大学電気教室の田中哲郎教授から、当時世紀の大発見と言われていた「チタン酸バリウム」を教わり、開拓者精神でこの研究に没頭しました。そして、毎日のように研究室に出入りするうちに、新進気鋭の研究者たちが当時、町工場の規模であった村田製作所に加わってくれるようになったのが、今日の(株)村田製作所のスタートです。なお、この㈱村田製作所の研究者の中からノーベル物理学賞を授与された田中博士が出たこともご存知のことと思います。
(株)村田製作所の今年の株価は、上がる? 下がる?
(株)村田製作所のグラフは、「株当てクイズ」で4月8日に提供(6月23日修正再提供)しましたが、下図のグラフを見る限り、今年5月の株価の上昇を予測されるのでは、と思います。【なお、株式分割が2023年9月30日を基準日として行われたため、実績における株価は、有価証券報告書に記載の各期3月決算前の1年間の最高株価と最低株価の単純な平均値の3分の1で表示しています。】

青色のグラフが天に向かうグラフの企業の株価は?
青色のグラフが天に向かっている、すなわち「事業の儲けでのお金」が順調に伸びているのに株価が下がっているのは、財務的にはおかしい。したがって、今後は「反転上昇するはずだ」との判断ができます。上記のグラフに2024年5月の終値(「月間相場表/日本取引所グループ)を追加表示したのが下図のグラフです。

株価を毎月の「終値」の動きで見ると・・

前年(2023年)3月に株価は、なぜ下がっていたのか?
その原因の一つは、2023年3月の決算で「売上高」「当期純利益」が減少たためと思われます。

利益の減少は、「事業の儲けでのお金」を減少させるが、直ちに「事業の儲けでのお金」がマイナスに転じることはない。
例えば、サラリーマンの方の給与が下がったとしても、直ちにサラリーマンの方が毎月預金している残高が急に減少してしまうことはありません。つまり、今まで3万円の預金が1万円になるようなものです。企業も同様です。下図のように「事業の儲けでのお金」の伸びは少なくなったとしても、伸びていくことに変わりはありません。2023年3月の決算の利益が前年と同額だとすれば、Bで表示の青い点線のグラフであったのですが、利益が前年より減少しているため、伸びが少なくなりAで表示の青い線のグラフとなっているのです。

少なくとも1年間、2年間の長期的視野での株価判断
先週の京セラ(株)の分析でも述べたましたが、私ら株の素人にとっては、目先の株価の上がり下がりに一喜一憂しないで、少なくとも1年後、2年後の長期間の株価で勝負したいと思っています。したがって、企業が期末に保有するキャッシュを、その獲得した4つの手段である「事業の儲けで獲得したお金」「運転資金で獲得したお金」「設備・投資等の長期資金で獲得したお金」「お付き合いで獲得したお金」で区分して分析すれば、おのずから長期的視野での株価判断が可能となると思います。
「事業の儲けでのお金」「運転資金でのお金」「設備・投資等でのお金」「お付き合いでのお金」については、下記のユーチューブで簡単な説明動画が見れます。ご参考にしていただければ幸いです。
上場会社の財務分析手法 キャッシュフローの4つの原因分析とは? (youtube.com)
このブログでは別に「😊 今週の「株価当てクイズ」😢」を作っています。
今週に追加した企業は、「住友商事株式会社」と「株式会社伊藤園」です。
なお、全問正解されても、賞金や景品はありませんので、どうかご容赦ください。
「九州テクテク歩き」写真の花は、4月中旬に 豊後の国 大分県「日田市」から「天ケ瀬温泉」に歩いて行く途中に咲いていた花です。清流を背景に咲いていて、より美しかったです。河原に降りて一休みしました。

来週は、今週に報告予定であった企業で、昨年の夏時点でグラフの動きから判断して株価が上昇する確率が63.6%の企業の中から選択して報告します。
最後まで見ていただきありがとうございました。
[ 投稿日 2024年6月24日(月曜日) 投稿者 岡 陽三郎 ]
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