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新一万円札が今月から登場しました。肖像画になっている 渋沢 栄一は、銀行の父とも呼ばれているそうです。今週報告する(株)三菱UFJフィナンシャル・グループは、三菱銀行、東京銀行、三和銀行、東海銀行を源流に持っていますが、それぞれの銀行も多くの銀行の合併で統合されてきた歴史があるようです。渋沢 栄一には著名な「論語と算盤(そろばん)」という談話録がありますが、1916年(大正5年)は、第一次世界大戦の真っ最中で、日本経済がパブル化していた時代でした。したがって、500社もの会社の設立に関わった 渋沢 栄一 翁 にとって、道徳と商売は対立するものでなく、一体となるべきもので、また出来るものであることを伝えているのが、この談話録であると思います。
(株)三菱UFJフィナンシャル・グループは、昨年の夏の調査で、財務内容の動きがほぼ同じであった8社中、株価が上昇した6社(割合75%)の一つでした。したがって、各々の財務内容の動きについても説明します。
財務の動き(グラフ)に大きな変化がない
(株)三菱UFJフィナンシャル・グループの今年の決算は、6月下旬に有価証券報告書として公開されましたが、各期末に保有するキャッシュを、その獲得した4つの手段である「事業の儲けで獲得したお金」「運転資金で獲得したお金」「設備・投資等の長期資金で獲得したお金」「会付き合いで獲得したお金」で区分したグラフは下図のとおりです。特徴的なのは、財務の動き(グラフ)に大きな変化がないことです。【株価は各々の決算前の1年間の最高株価と最低株価の単純な平均値です】

青色のグラフ「事業の儲けでのお金」について
2024年3月の決算で算定される青色のグラフ「事業の儲けでのお金」に向かって、株価は上昇しています。したがって、株価は企業の業績である収益や利益の状況を色濃く反映すると言えます。この「事業の儲けでのお金」の算定にあたっては、貸借対照表に表示されている「賞与引当金」やその他の引当金、及び「繰延税金資産」なども考慮していますが、1年後(2025年)の「事業の儲けでのお金」の予測も順調ですから、株価は上昇していくと判断されます。
緑色のグラフ「事運転資金でのお金」について
緑色のグラフ「事運転資金でのお金」は、「売掛金」「買掛金」「未収入金」「未払費用」などの科目で計算していますが、1年以内に返済しなければならない「短期借入金」も考慮しています。しだがって、この緑色のグラフがなだらかであることは、運転資金が順調であることを示しています。つまり、回収不能の「売掛金」や「未収入金」の発生もなく、また、「買掛金」や「未払費用」支払のために短期的な借入を増やす必要もないというわけです。この考えから株価は大きな変動はなく推移すると考えられます。
茶色のグラフ「設備・投資でのお金」について
茶色のグラフ「設備・投資でのお金」は、土地・建物・工場などの「固定資産」や「投資有価証券」「関係会社株式」などの投資その他の資産と、長期的に償還・返済する「社債」や「長期借入金」など、及び「資本金」や「資本剰余金」を構成科目として計算しています。したがって、この茶色のグラフは、大規模な設備や投資を行った場合にはマイナス方向へ動き、多額の社債の発行や長期の借入を行った場合にはプラス方向に動きます。(株)三菱UFJフィナンシャル・グループでは極端なマイナス方向・プラス方向への動きはありませんから、大きな財務戦略の変化はないことから、株価は大きな変動はなく推移すると考えられます。
紫色のグラフ「お付き合いでのお金」について
紫色のグラフ「お付き合いでのお金」は、「関係会社短期貸付金」「短期貸付金」「仮払金」などの資産科目と「未払法人税」「未払消費税」「預り金」などの負債科目で計算しています。したがって、業績の悪化している子会社などに対する資金援助である「関係会社短期貸付金」が急増した場合は、マイナス紫色のグラフは急減しますから、なだらかであることは、大きな変動なく株価が推移すると考えられます。
今年5月(決算2ケ月後)の株価は、上がった? 下がった?
(株)三菱UFJフィナンシャル・グループは、世界の金融市場を相手にしていますから、私ら株の素人はその情報から株価を判断することは至難の業です。しかし、財務の動きから判断することはできます。その結果株価は上昇(本年5月1ケ月間の最高と最低の平均株価)していました。

「事業の儲けでのお金」「運転資金でのお金」「設備・投資等でのお金」「お付き合いでのお金」については、下記のユーチューブで簡単な説明動画が見れます。ご参考にしていただければ幸いです。
上場会社の財務分析手法 キャッシュフローの4つの原因分析とは? (youtube.com)
このブログでは別に「😊 今週の「株価当てクイズ」😢」を作っています。
今週に追加した企業は、「豊田通商株式会社」と「フジテック株式会社」です。
なお、全問正解されても、賞金や景品はありませんので、どうかご容赦ください。
「九州テクテク歩き」の花は、肥前の国 – 佐賀県から 筑前の国 – 福岡県へのいなか道で見かけた花です。どんなところにも、どんな暑い7月の季節でも花は咲いてるなと思いました。

来週も昨年の夏の調査で、財務内容の動きがほぼ同じであった8社中、株価が上昇した6社(割合75%)の一つの企業を報告します。
最後まで見ていただきありがとうございました。
[ 投稿日 2024年7月8日(月曜日) 投稿者 岡 陽三郎 ]
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