今週の株

👌今週の株👍:オリンパス(株)

世界の人々の健康と安心、心の豊かさの実現

オリンパス(株)は、弁護士から実業界に転じた 山下 長 (やました たけし) 氏が大正8年に創業(旧:高千穂製作所)し「国産の顕微鏡を作る」との思いから、友人の技術者とともに懸命に顕微鏡の開発を続け、昭和25年には世界で初めての胃カメラも実現させた企業です。

下図のグラフは、オリンパス(株)が毎期末に保有する現金・預金(キャッシュ)を、その獲得した4つの手段である①「事業の儲けで獲得したお金」、②「運転資金で獲得したお金」、③「設備・投資等の長期資金で獲得したお金」、④「お付き合いで獲得したお金」で区分したグラフですが、青色のグラフ「事業の儲けで獲得したお金」は、2023年から2024年へかけて急増したのに、2025年の予測が急減しています。なぜでしょうか? 。なお、株価は終値でなく、有価証券報告書に記載の各決算前の1年間の最高株価と最低株価の単純な平均値です。

2024年3月決算までに「事業の儲けで獲得したお金」が急増した理由

青色のグラフ「事業の儲けで獲得したお金」が、2023年から2024年へかけて急増した原因は、最終の利益である「当期純利益」が2,936億円と前期の1,303億円よりも急増したためです。ただし、ここで見落としてはいけないことは、その最終利益の急増は、朱枠で囲っている特別利益である「関係会社株式売却益」があったればこそです。

特別利益は、将来も同じように発生するとは考えられない!

企業が毎期末に保有する現金・預金(キャッシュ)を、その獲得した4つの手段で分析し、将来の財務を予測するこのソフトでは、「財務予測の安全性」の見地から、その期の特別の要因から発生した「特別利益」や「特別損失」は予測の対象外に設定しています。したがって、2024年3月決算期の「特別利益」(もちろん「特別損失」も同様です)は、青色のグラフ「事業の儲けで獲得したお金」の計算から除外しています。そのことが下記のグラフの【A】が2025年の予測において下降している原因です。

【B】の茶色のグラフ「設備・投資で獲得したお金」が上昇している理由は、[長期借入金・社債等の長期資金 投資その他の資産 = 設備・投資で獲得したお金]という計算式から、投資その他の資産が減少すれば、答えは増加するという差引計算のためです。つまり、先ほど説明した特別利益の発生( 関係会社株式の売却益 )と関係するのですが、「関係会社株式も含んだ資投資その他の資産」が減少していることは下図の有価証券報告書の貸借対照表で確認できます。

株価上昇の原因は、2024年3月決算の最終利益が良かったため?

オリンパス(株)の2024年3月以降の株価(終値)の動きは、下図のとおり株価は徐々に上昇しています。したがって今後も株価は上昇しそうだ、となりますが、株の素人、つまり、その企業の財務内容から決算の1年後、2年後を長期的に判断する立場からは、株価判断のキーポイントとなる青色のグラフ「事業の儲けで獲得したお金」が2025年の予測では下降していることから、逆に株価は下がるとの判断になります。

「株価は下がる」とするもう一つの理由について

また、株価が「事業の儲けで獲得したお金」の何倍で動いて来たのかの判断も重要です。下図のとおり2024年3月でも5.19倍で5倍を超えています。したがって、財務以外の詳しい情報を持てない立場としての判断ですが、1年後の株価はむしろ下降すると思います。

「事業の儲けでのお金」「運転資金でのお金」「設備・投資等でのお金」「お付き合いでのお金」については下記のユーチューブで簡単な説明動画が見れます。ご参考にしていただければ幸いです。
上場会社の財務分析手法 キャッシュフローの4つの原因分析とは? (youtube.com)

このブログでは別に「😊 今週の「株価当てクイズ」😢」を作っています
今週に追加した企業は、セイコーエプソン株式会社、アマダ(株)です。
なお、正解しても賞金や景品はありませんので、どうかご容赦ください。

今週の「九州テクテク歩き」の写真は、筑後の国(福岡県)の「JRうきは駅」から山里へ向かって歩いて行った路傍に咲いていたコスモスです。また、さる民家には歩きながら本(スマホではありません)を読んでる「二宮金次郎」の像がありました。

Ἇ

最後まで見ていただきありがとうございました。
[ 投稿日 2024年10月21日(月曜日)  投稿者  岡 陽三郎

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