今週の株

👌今週の株👍:出光興産(株)

人々を想い、考えぬき、働きぬいているか

出光興産株式会社とトヨタ自動車株式会社は、バッテリーEV(以下、BEV)用の有力な次世代電池である全固体電池の量産化に向けて、固体電解質の量産技術開発や生産性向上、サプライチェーン構築に両社で取り組むことで合意しました。

創業者の 出光 佐三 氏(明治18年生)は、岡田 准一 主演の「海賊とよばれた男」のモデルで有名ですが、神戸高等商業学校(現:神戸大学)の講義で「商売は金儲けではない」との教えを受け、卒業後は石油などを扱う従業員3名の個人商店に丁稚(でっち)として入店、25歳で出光商会を設立しました。大正13年には当時の第一銀行から借入金の返済を強要され、なんとか他の銀行の肩代わりで窮地を脱しましたが自殺寸前だったようです。そして第二次世界大戦における日本の敗戦では、生き残った社員が戦地から引き揚げてきた際には、約1千名社員のうち1人も首を切らず、戦後の苦しい経営を社員とともに維持してきました。

なお、私事にわたり恐縮ですが、税金取りの役人生活をやめてプー太郎をしていた浪人時代に、かっての上司からこの出光 佐三 氏の生涯を記した本を送って頂いたことがありました。大いに励まされるとともに、アホはアホなりに 深い感銘を受けた次第です。

今年(2024年)1月1日に株式を分割(1株➡5株)したが、財務はどうだった?

出光興産(株)は、株式分割のする前の財務は良かったのでしょうか、悪かったのでしょうか、その判断をした後に、株式分割によって株価がどのように動いたかを見たいと思います。まず、出光興産(株)が各期末に保有するキャッシュを、その獲得した4つの手段である「事業の儲けで獲得したお金」「運転資金で獲得したお金」「設備・投資等の長期資金で獲得したお金」「お付き合いで獲得したお金」で区分したグラフは下図のとおりでした。

このグラフは大変に見やすいと思います。青色のグラフ「事業の儲けで獲得したお金」が、はるか上位にあり、緑色のグラフ「運転資金で獲得したお金」と、その他の茶色、紫色のグラフははるか下にあります。つまり、出光興産(株)が期末に保有している現金・預金(キャッシュ)は、ほとんどが「事業の儲けで獲得したお金」で構成されていることを示しています。しかも青色のグラフ「事業の儲けで獲得したお金」は2025年の予測も含めて上昇しています。財務的には極めて良好です。

株式分割は、株価を上げる? それとも株価を下げる?

出光興産(株)では、株式分割は株価を上げています。この例からみれば、どうやら株式分割の企業は株価を上げると判断するのがよいようです。私ら株の素人は、株式分割のような情報を事前に知ることはできませが、財務内容の判断が良好な企業ならば、今後株価は上昇すると判断します。したがって、株式分割の情報のあるなしに関わらず、結果として株式分割後の株価の上昇と合致すると思います。

1~2年後の株価は上昇している? その理由について

財務内容からの株価判断のポイントは、(1) 青色のグラフである「事業の儲けで獲得したお金」が上昇していること、(2) 他の3つのグラフに異常な動き(急上昇、急下降)が見られないこと、仮に見られても勘定科目の分析で財務上問題がないことの2つに加えて、(3) これは仮説であり、かつ、業種にもよりますが、「株価」が「事業の儲けで獲得ましたお金」の何倍の数値であるかもポイントになります。したがって、出光興産のこの倍数は1.855倍で2倍以下ですから、株価の1年後、2年後の長期的判断において上昇するものと考えています。【なお、この3番目の倍数の仮説は、現在業種別に検証中であることご承知おき下さい。】

「事業の儲けでのお金」「運転資金でのお金」「設備・投資等でのお金」「お付き合いでのお金」については下記のユーチューブで簡単な説明動画が見れます。ご参考にしていただければ幸いです。
上場会社の財務分析手法 キャッシュフローの4つの原因分析とは? (youtube.com)

このブログでは別に「😊 今週の「株価当てクイズ」😢」を作っています
今週に追加した企業は、明治ホールディングス(株)と、東ソー(株)です。
なお、正解しても賞金や景品はありませんので、どうかご容赦ください。

今週の「九州テクテク歩き」の写真は、筑後の国から筑後の国(ともに福岡県)を流れる「宝満川」沿いに歩いた時の写真です。ヤギがのんびりと草を食んでいました。自分もヤギさんにあいさつして、のんびりと歩いて行きました。

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次週は、デジタルサービスの会社としてさらなる成長戦略に基づき、グループ全体で2,000人規模の人員削減を行う株式会社リコーです。

最後まで見ていただきありがとうございました。
[ 投稿日 2024年9月16日(月曜日)  投稿者  岡 陽三郎

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